ウエカドの考える狭小住宅

一般的に狭小住宅とは、15〜25坪程度の狭小地に、さまざまな工夫を凝らして建てられた家のことをいいます。
狭い土地には理想の家は建たない―そんなことはありません。狭小住宅でも工夫次第で広く快適に暮らすことは出来ます。そのポイントを挙げてみましょう。

あなたに必要なのは、広い家ですか?それとも、快適と感じられる家ですか?
ここ数年で、狭小住宅(狭い土地に建てる家)のニーズが高まってきています。土地が安いこともあり、注目されるのも当然のこと。ですが、土地が狭いということは、その分設計や工法に工夫が求められることは言うまでもありません。狭小住宅で「狭くても快適な住まい」を実現するために、現在多く活用されている工夫を少しお話したいと思います。

■3階建て・地下室

狭い土地でも広く活用するためによく取られる手法が、この「3階建て」「地下室」です。この工夫こそ、狭小住宅にはとても大切な視点。つまり、「土地を縦に活かす」ことがとても大事だからです。横に土地の広がりがなければ、どこまで縦に伸ばせるかが重要です。ですが、木造3階建て以上ともなると、「構造計算書」(強度の計算)の提出が求められます。

■吹き抜けを作る

人間の感覚は、3D。つまり、縦・横だけでなく、高さを認識します。当たり前のことですが、家のことになるとイメージしにくいもの。頭上に広く空間を取るだけで、とても広々と感じられるものなのです。吹き抜けを設けることができれば、1階と2階との一体感も醸し出されます。家族の生活の気配を感じることもできますから、お子さまのおられるご家庭でも、安心した生活が送れることでしょう。

■間仕切りをなくす

あなたが、開放感を感じるのはどのような場所でしょうか。先にあげた「高さ」もそうでしょう。ですがやはり「横」も、解放感に通じる大事な感覚。可能な限り間仕切りをなくすことで、解放感を体感できる家になります。個々のプライベートな部屋は間仕切りが必要でも、その他の公の空間では極力壁を取り払うことで広さを実感できます。

■採光を多く取る

「借景」という言葉をご存知でしょうか。
庭より外の山や森などを背景に使わせてもらうことで、ダイナミックで広大な感覚を持たせるための造園技術です。その「借景」と同じ考え方で、「空」を借りてくる方法があります。採光するための窓を多く配置すること。これによって、どの部屋にいても明るく快適な空間にすることができます。

「3階建て・地下室」「吹き抜けを作る」「間仕切りをなくす」「採光を多く取る」上記4点の工夫をすべて実現するのが、「SE構法」。

では、次に、この「SE構法」について、触れてみましょう。

家の作りは、おおまかに二つ。柱と梁で家を支える「ラーメン(骨組み)構造」、壁などの面で家を支える「モノコック(面)構造」。
SE構法はラーメン構造ですから、柱と梁が頑丈に組まれます。壁だけで家を支えないので、柱と柱の間の空間を広くとることができるのです。このため、先の4ポイントの実現が可能なのです。
その他の「SE構法の強み」(狭小住宅での得意なこと)を紹介しましょう。

■ビルトインガレージ

窓が大きく取れるのと同じ仕組みで、広く開いた部分を確保できる強度があるからこそ実現できるこのビルトインガレージ。土地が狭く、家を建てるがために駐車場を周囲に確保する必要はありません。
1週間分の大量のお買い物も、車からすぐに家に持ち込めるとしたらいかがでしょう。ご高齢の方のおられるご家庭、お子さんのおられるご家庭ならばその便利さはとても魅力的。「車を取ってくるからちょっと待ってて」という時間が不要なのです。

■ライフスタイルに応じて間取りを変える

「スケルトン&インフィル」という言葉をお聞きになったことはおありでしょうか。 スケルトン(=柱や梁、床等の構造部分)と、インフィル(=内装・設備等、住まい手により近いもの)とを分離して考え、必要に応じてインフィル部分に手を入れながらある程度自由に作り替えながら長く住みましょう、という考え方です。これも、枠組みをしっかりと強固に作り、強度を壁に頼らないSE構法ならば可能です。


生まれたばかりのお子さんが成長し、後に個室を欲しがったらどうしましょう。また、お子さんが巣立っていき、ご夫婦二人になったならば、どうでしょう。親御さんとの同居が想定されてきたら、どうされますか。やはり、部屋の在り方や、部屋に対する必要性が違ってきて当然なのです。

一生に一度のお買いものとなる家。そこで将来起こるであろう変化に自由に対応できる力を持っていなくては、「一生もの」とは呼べないのではないでしょうか。
圧倒的な強さを誇りながらもライフステージに応じて変化できる家。これこそが愛着を持て、長く住める家と言えるのです。
広く感じさせる工夫「3階建て・地下室」「吹き抜けを作る」「間仕切りをなくす」「採光を多く取る」を実現しながらも、
強い。
こんなSE構法だからこそ、狭小住宅にもっとも適していると
いえるでしょう。

狭小住宅のデメリットとして「通常の住宅よりも坪単価が若干高い」「移動手段である階段が家事動線を複雑化してしまう可能性がある」などが上げられます。ですが、先の東日本大震災の後、国交省がまとめた調査では「木造でも3階以上の建物の流出・全壊は全体の1.2%だった」とされています。「近代的な工法で建てられているのがその理由だろう」としています。
狭い土地であろうとマイホームを持つ。デメリットもメリットもご理解いただいたうえで、ご検討ください。
「SE構法」の最大のメリットは、その強さです。

■木骨で鉄骨をも凌ぐ高強度を実現

木材には乾燥工程でできるひびや割れ、狂いなどがありますが、SE構法では品質にばらつきのない集成材(断面寸法の小さな木材を何層にも重ねたもの)を使用します。また、それら集成材をつなぎ合わせる接合部には、強固な接合力を生み出す独自金物(SE金物)を使用することで、従来の木造軸組構法でありがちだった断面欠損(木材と木材を組む場所に穴を開けることからくる木材の弱り)を極限にまで落としました。 これらにより、各部材の強度がはっきりとしているため、地震や積雪などによる負荷にどれだけ耐えられるかの「構造計算」ができます。

これこそが、阪神淡路大震災や東日本大震災での倒壊がゼロだったことの実力の源なのです。 柱と梁とで家を支えるラーメン構造であることに加え、独自の耐力壁をも使用することでさらに地震に対する備えを強固にしました。家を構成する柱や梁、壁までもが強固であるがゆえに、柱と柱の間を広く取ることができる―これも、狭小な土地で家を広々と見せる仕掛けなのです。

■万全の自然災害対応に加え安心の20年保障

それぞれの土地の個性に合わせた自由な設計でありながらも、強さは確保する。これが、このSE構法の最大の特徴です。このSE構法の安全性への自信は、「最大20年にわたる構造性能保証」にも表れています。 家を構成する主な部分(基礎、柱・梁などの主な骨組み)が損傷した場合、引き渡し日から10年間は無償保証、10年目以降に検査やメンテナンスを受けることで更に10年間保証が延長されます。 また、今までに建築された建物の施工にかかるデータはすべて保管。これによって、本当の意味での「一生もの」との出会いが、後の安心にまで導いてくれます。

■狭小住宅にこそSE構法を!

土地が狭いから、と夢をあきらめる必要はありません。 狭いからこそ可能ともいえる、個性的な家にする技術が「SE構法」にはあります。そのご家庭が求める機能を追及する上で、自由に設計できること、なおかつ地震にも強く、木造住宅でありながらも3階建ての実績も多く安全性が証明されていることは、なによりの安心材料です。 目に見える部分は柔らかく、一方では剛性が担保されている―狭小な土地であれ、広い土地であれ、家を建てるにあたっての、基本の「き」です。 先にあげたように、3階建て、地下室、ビルトインガレージなどが求められるのは、本来であれば、狭小な土地。 そのような土地の持ち主にこそ、「SE構法」をおすすめしたいのです。


他にも優れた特徴をもつSE構法